けいれん発作で危ないひきつけのパターン

熱性けいれんはけいれん発作が起こる病気です。けいれん発作が起きると、脳に十分な酸素が供給されないため、意識を失って倒れる場合があります。けいれん発作が起きていることを特に小児の場合はひきつけと言うのですが、ひきつけた時に危ないパターンがあります。それは強い発作の場合に立っている状態から地面に倒れた場合、また、ひきつけの時間が長い場合です。
立っていて急激にひきつけの具合が悪くなった場合はほとんど頭部や手足に外傷が起こります。最悪の場合は、頭部打撲により頭蓋骨折や意識不明になってしまいます。熱性けいれんは発熱が38度以上で起こりやすい病気です。体温が急に上昇した場合は、周囲の人も気が付いた時には倒れていたという状態になります。日ごろから体温のチェックを行ってお子さんの平熱を知っておきましょう。咳や鼻水などの風邪の症状が出ているときが体温を測定する目安です。危ない状態になる前に予防的に体温を測定する事は大切です。発作を起こした時はお子さんの楽な状態にして体を氷まくらなどで冷やす事が重要です。体をゆするなどの刺激はやめましょう。
ひきつけの時間が長い場合は、脳の血流が少なくなり、酸素や栄養素が不足した状態が続きます。脳の機能を維持するには酸素とブドウ糖が必要です。10分以上の長いひきつけはすぐに医師の診察を受ける必要があります。また、ひきつけがいったん治まり、繰り返して起こる場合や、意識が戻らない場合もすぐに病院で診察を受けましょう。この場合は、熱性けいれんではなく、てんかんの可能性も否定できません。専門医の診察を受け、急変するお子さんの病気を予防することがひきつけの危ないパターンを作らない唯一の方法です。